いつか来るその日のために - 不可思議&Wonderboy

[00:00.0]いつか来るその日のために - 不可思議/Wonderboy
[00:10.11]词：不可思議/Wonderboy
[00:14.37]曲：不可思議/Wonderboy
[00:19.69]傘を忘れて
[00:20.85]駅前で立ちすくむ
[00:22.08]次々と傘を持つ人たちに
[00:23.7]追い抜かれていく
[00:24.63]家路を急ぐ
[00:25.27]理由がある訳がなかった
[00:27.04]ガラス越しに映る
[00:27.94]自分の顔を見ている
[00:29.51]今日は何か一つ
[00:30.47]でも成し遂げただろうか
[00:32.01]一歩でも前に進んだんだろうか
[00:34.48]自分にしか
[00:35.09]出来ないことなんてないけど
[00:36.95]自分に出来ることは
[00:37.84]精一杯やったんだろうか
[00:39.3]今の自分は
[00:39.97]一体どのへんにいるのか
[00:41.84]こういう時に携帯やネットは
[00:43.19]少しも役に立たない
[00:44.35]自分の居場所を誰かに
[00:45.5]聞くことはできない
[00:46.77]どうやら雨脚は
[00:47.79]強くなっているようだった
[00:49.13]日々の螺旋階段の途中で
[00:50.92]振り返ると
[00:51.69]そこには
[00:52.14]一昔前の自分がいる
[00:54.16]あの頃の俺は
[00:55.12]とても必死そうに見える
[00:56.51]数年後の俺は
[00:57.31]今の俺をどんな風に見るだろう
[00:59.08]そんな風に
[00:59.64]毎日ひとつずつでいいから
[01:01.53]ブロックを積み上げ
[01:02.75]かけのぼっていつかわ——
[01:04.11]あの月まで行くってのは
[01:05.27]無理だとしても
[01:06.35]そこから見える景色は
[01:07.65]きっと悪くないだろう
[01:08.86]それにしても時間が
[01:10.13]過ぎるのは早いから
[01:11.38]はるか遠くに見えるオアシスが
[01:13.16]たとえ蜃気楼だとしても
[01:14.82]もう迷う暇はないよなあ
[01:16.29]待ってろ 未来 すぐに行く
[01:18.67]あの日投げた小石の波紋は
[01:20.36]いつの間にか
[01:21.16]ゆっくりと広がり対岸へ届いた
[01:23.63]驚いたことに
[01:24.49]揺れる水面に映るのは
[01:26.14]他でもない未来の自分だった
[01:28.64]さざ波に乗って上流から下流へ
[01:30.92]手作りの笹船は時に迷いながらも
[01:33.53]ゆっくりと確実に
[01:34.58]進むことをやめない
[01:36.04]もうすぐ海が見えるはずだ
[01:43.32]旅の途中で疲れ切って座り込む
[01:45.91]しばらくすると
[01:46.71]見知らぬ人がやってきて
[01:48.15]どこから来たのかと
[01:49.5]屈託なく尋ねる
[01:50.84]警戒はしたが何の心配もなかった
[01:53.259995]他愛ない会話と
[01:54.509995]くだらないジョークで
[01:55.69]いつの間にかバックパックは
[01:57.009995]思い出でいっぱいだ
[01:58.0]人と人が繋がるのは
[01:59.380005]いつだって一瞬
[02:00.61]サンキュー これでまた歩き出せる
[02:03.08]色褪せる記憶に
[02:04.28]焦ることはもうない
[02:05.48]大事なことは
[02:06.26]全部書き留めてあるから
[02:07.93]誰が何と言おうと
[02:09.12]戸惑うことはもうない
[02:10.46]この先に必ず
[02:11.46]待ってくれる人がいるから
[02:12.76]もう無理だと思う瞬間にこそ
[02:14.54]ヒントがあり
[02:15.35]必ず次に進むべき一歩があった
[02:17.84]そんなことを俺は
[02:18.77]最近になって知った
[02:20.19]今思えば何の心配もなかった
[02:25.18]あの日書いた言葉の断片は
[02:26.95]いつの間にか
[02:27.64]ゆっくりと時を越え
[02:28.87]あなたへ届いていた
[02:30.12]何気なくあなたが
[02:31.37]それを口ずさむたび
[02:32.63]言葉は何度も
[02:33.79001]生まれ変わりあなたの
[02:35.12]当たり前の世界を新しく彩る
[02:37.44]時には冷え切った指先をほぐして
[02:40.0]夜明けまでを
[02:40.74]共にするってそんなこと
[02:42.45]そろそろ俺は信じ始めている
[02:44.76]あの日投げた小石の波紋は
[02:46.62]いつの間にか
[02:47.35]ゆっくりと広がり対岸へ届いた
[02:49.8]驚いたことに
[02:50.66]ゆれる水面に映るのは
[02:52.23]他でもない未来の自分だった
[02:54.7]さざ波に乗って上流から下流へ
[02:57.17]手作りの笹船は時に迷いながらも
[02:59.69]ゆっくりと確実に
[03:00.87]進むことをやめない
[03:02.14]もうすぐ海が見えるはずだ
[03:04.54]カレンダーをめくり 運命はめぐり
[03:07.02]目を瞑れば広がる無限に続く銀河
[03:09.47]あれほどまでに
[03:10.09]遠かった星たちが今では
[03:11.99]随分と近い手が届きそうだ
[03:14.4]そんなことを
[03:14.92]夢見て今日も眠りにつく
[03:16.9]今日よりも明日が
[03:18.04001]美しいとは限らない
[03:19.13]でも吹き続ける風が
[03:20.54001]岩の形を変えることがあるなら
[03:22.47]なんて思えばまだやれそうだ